FXにおける損失の考え方


FXは近年で大変人気のある金融商品です。異なる2つの通貨を売買し、外国為替市場における為替相場の変動を利用し、利益を上げていこうというこの投資取引は、24時間いつでも取り引きが行える利便さや、新規注文建てから決済注文の確定までの時間の速さなどから、なにかと忙しく、景気の行く先の不透明な現代社会にとって、非常にマッチしていると言えるでしょう。

しかしながら、投資取引である以上、FXは利益を生み上げると同時に損失を被る可能性も含んでいます。
多くの投資取引がそうであるように、FXで利益を上げるためには、相場の詳細な分析や予測の正確さももちろんですが、なによりも、損失をいかに理解し制御していくのか、という事に注意を向ける必要があります。

投資では、利益を得ていくことよりも、損失を抑えることの方が難しいと言います。
為替レートは常に動いており、FXではその動きを見ながら、自分の意思で売買を確定していきます。

利益が上がっていくときは、もし下がったらどうしよう、という心理が働いてしまい、値が伸びていく手前で注文を確定して、小さな利益を取りがちになります。
逆に、損失が広がっていくときは、いやきっと値が持ち直すはずだ、という心理が働き、なかなか損失を自分で決めることが出来なくなります。
こうした心理行動により、利益が少なく損失が大きいという投資取引になってしまい、当然、トータルの利益率は下がっていき、最終的には用意した資金が底をついて、退場をせざるを得なくなります。

こうしたことを防ぐためにも、損失を理解し、それを自ら取り込んでいく冷静な判断力が必要になります。
為替相場が自分の予測と反対に動いて損失を招いたとき、その損失の額が小さいうちに、自らそのマイナスを取り込んで注文を決済することを、損切りといいます。
FXでの決済注文の中には、この損切りに関連する注文方法がたくさんあり、そこからもいかに損失をコントロールしていくことが大事かという事がうかがえます。

初めのうちはなかなか難しいことだと思いますので、まずは練習のつもりで、小さな投資額で、損失がここまで来たら必ず決済注文をする、逆に、利益がここまで伸びないときは決済注文をしない、と、決めてしまって取り引きを繰り返していくのもよいでしょう。
こうして投資取引を理解していき、損失を自分から小さく取り込むことが出来るようになれば、資金を無駄に減らさずに済むために、余裕をもって取り引きに臨むことが可能になり、資金に余裕があれば利益を取りに行くときにも、落ち着いて値が伸びていくのを、じっくりと待つことが出来るようになるのです。